目次

  1. 消費者はリコールの重大性に気づいていない
  2. リコールDM デザインのポイント
  3. まとめ

 

消費者はリコールの重大性に気づいていない

消費者庁の調査によると、製品回収が進捗しない原因として、リコール告知に対する消費者の意識は大きく3つに分類されることが分かります。

 

  • リコールに気づいていない
  • 気づいているが対応していない
  • 気づいているが対応方法が分からない

 

約6割の消費者は、製品回収の公表から1年以上経ってからリコールに気づくという事実があります。
また、リコールを認識していても、そのうちの約3割の消費者は事業者に連絡をしていません。その理由として、「回収理由やリスクがよくわからない」「連絡先がわからない」と答えています。
 

実は、生活者はすぐにはリコールに気づいていない……

 

リコールの重要性や緊急性が認識されにくい

 

※グラフは、消費者庁「製品回収・リコール」に関する消費者アンケート調査結果(2019)を基に、当社が独自で作成。

 

 

そこで、製品回収を進めるためには、以下3つのポイントを確実に伝える必要があります。

  • リコールを実施していること
  • 製品の使用を続けることで発生するリスク
  • 事業者の対応と連絡先

 

次の章で詳しく解説します。

 

 

リコールDM デザインのポイント

リコール告知をチラシやDMで実施する場合のポイントを具体的なイメージを交えて解説します。

 

生活者の家には日々たくさんのチラシが投函されます。
そのため、リコール告知をDMで実施する場合は他のチラシに紛れてしまわないことが重要です。また、手にしたDMを見るのはほんの一瞬のため、パッと見たときに重要な情報が目に付くような工夫も必要となります。

 

 

リコール告知のDMに載せるべき内容

  • アラート(キャッチコピー):探しています、確認してください など
  • ターゲット        :○○をお持ちの方
  • リスク          :けがのおそれがあります など
  • リコール窓口、連絡先   :電話番号、QRコード など
  • 事業者の対応       :無償交換、修理、返金 など
  • 対象製品         :製品の画像、メーカー、品番、品番の確認方法 など

 

リコール告知でよく見かけるのは、お詫びが冗長になったり冒頭に記載されているケースです。
リコール告知のDMで大事なことは、危険だと気づいてもらい、持っている製品を確認してもらうことなので、お詫びは簡潔にとどめてより重要な情報を目立たせることを優先するべきです。

 

また、デザインだけでなくDMのサイズや紙にもこだわりましょう。

他のチラシと同じような用紙では、ポスティングと紛れて捨てられてしまう可能性があります。
ハガキサイズは重要なお知らせと感じていただきやすいのでおススメです。対象品番などの情報量が多く、大判サイズにしたい場合であっても、チラシよりも厚手の紙にすることで投函されたときに目に留まりやすくなります。

 

さらに、トンマナも心理的に緊急性を感じさせるような赤や黄色といったカラーを採用するといいでしょう。


 

リコール告知DMのデザイン例

 

 

まとめ

YDMでは、年間1億通以上のDM配達を行っています。
その知見を生かし、受け取った生活者の行動を促すクリエイティブ制作も提案しています。

  • DMやチラシのデザインの仕方が分からない
  • 今まで実施しているDMの効果がよくない

このようなことにお困りでしたら、お気軽にご相談ください。