印刷に関する専門用語はよくわからないものが多いですよね。
「色校正って何?」「Aiデータってどんなデータ?」「入稿とは?」…などなど
今回は、ダイレクトメールやチラシ等でよく使われる言葉を集めてみました。
目次
原稿やデータ等を次工程(印刷会社、デザイン会社など)へ移動させることを言います。
お渡しするものの例
入稿できるデータ形式は印刷会社によって様々なので、事前に確認しましょう。
主にイラストレーター(Ai)※後述 などで作られた加工できるデータ、
イラストレーターで生成したPDF形式のデータで入稿する場合が多いです。
イラストレーターで作成したデータの略称です。
イラストレーターとは、アドビが提供する「Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター )」というグラフィックデザインソフトの名称です。Aiとは「Adobe Illustrator」の頭文字をとった略称です。
世界中にあふれる多くのデザインは「Adobe Illustrator」を使用し作成されています。
印刷物の裁断位置や、各インクの刷り位置を合わせるためのマークです。
トリムマークと呼ばれることもあります。
トンボがないと印刷ができません。
トンボはデザインを始める時点で付けますので、担当者は最初に原稿が出来上がった際、トンボがついているか確認をしておくと安心です。
仕上がりサイズより3mm以上外側に、デザインをはみ出させる部分のことです。
塗り足しの部分は、切り落とされます。
印刷の際は、紙をたくさん重ねた状態で一気に断裁します。
断裁により紙が多少ずれてしまうため、塗り足しがない場合、白く塗り漏れがあるように見えることがあります。
塗り足しがあれば、多少ずれても、紙の余白が出ることはありません。
デザイナーや担当者は、入稿をする前に塗り足しがあるか確認しましょう。
また、断裁位置ぎりぎりに文字を配置すると切り落とされる懸念が生じるため、文字は3㎜内側までに配置する必要があります。
印刷物をイメージ通りに仕上げるために、印刷物の色みを事前に確認するための試し刷りのことです。
色校(いろこう)などと略される場合があります。
主な色校正の種類
印刷用紙も印刷インキも使用せず、専用の印画紙をプリンターで出力します。
色校正の中ではもっとも安価で、広く一般的に使用される色校正です。
校正用の機械と、「本番の印刷と同じ紙」を使用する校正のことです。
本番の印刷と同じ紙を使うため、「簡易校正」よりも本番に近い色で確認ができます。
本番と同じ印刷機、インク、紙を使用して行う校正のことです。
商品や企業ロゴ・コーポレートカラーなど、色に妥協のできない広告物の本番に近い仕上がりを確認できます。
その分、上の2つに比べ価格が高くなってきます。
印刷会社に色校正をお願いする場合、あらかじめ校正の出力や関係者への確認や修正などの日程を考慮してスケジュールを設定しておく必要があります。
また、色校正は出力の都度費用が生じるため、
依頼主と打ち合わせの段階で、3点確認をしておくと安心です。
依頼主が色みや誤字脱字、レイアウトなどデザインのすべてのチェックが終了し、
印刷してもOKという最終指示のことを言います。
依頼主から校了が出たら、印刷をするための版を作成します。
校了後はデザインを変更することはできません。
校了した印刷の版データを印刷工場に下す印刷会社内の工程で、
印刷を開始することと近しい意味です。
校了と同様に、下版後のデザイン等の修正はできません。
もし修正が発生してしまった場合は、資材や工場の機会損失などの費用や納期の遅れが発生することになります。
そのため、担当者は言葉の意味を理解しておく必要があります。
いかがでしたか?
会社によっても多少意味合いが違うまま使っているケースなどもあると思います。
印刷後、取り返しのつかないことにならないためにも
少しでも不安があれば、用語について事前に確認することも大切です。
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